「幸福とは?」の問いにアイディアをくれたトランステック・カンファレンスの動画

旧世界的な幸福の在り方が幻想だったと感じる人が増えている(気がする)今、「ウェルビーイング」や「幸福」について本気で考えなくてはならないと思っている。

すでに多くの識者が考えているからと、受け売りをしたり、思考停止になってはならない。

近い考えはあれど、絶対解はない。たぶんウェルビーイングは人それぞれ。

僕が一生懸命考えたものは、誰かにとってきっと価値があるはず。(信じている、と言ってもいいかもしれない。)

・・・などと逡巡していた自分に、「幸福とは?」の問いに1つのアイディアをくれる動画に出会った。

「トランステック・カンファレンス2018」の動画だ。

※以下の画像はすべて動画からの引用。

動画の最後の方に幸福について話すパートがあり、プレゼンターの彼女はまず「自主的に目的を持ち、極めることは幸福の方程式」と言った。

次のスライドには、経済学者オマールハイク氏の言葉で「幸福:成長の過程にある状態、可能性が表現されていること」とある。(下の画像)
「人は安心を求める。手に入れている時は、思索し実現しようとする。手に入れていない時は、世界は敵意に満ちた残酷なものと思ってしまう。」ともある。

最後に彼女は「世界は目まぐるしく変化するので、安心とは成長と目的意識にのみ存在します。」と補足した。

この考えを受けて、僕なりの言葉でいったん「幸福」をまとめてみた。

  • 幸福とは安心できていること。
  • 安心とは目的意識をもって、成長していること。(可能性を感じている)
  • 裏を返せば、「自主的な目的設定」と「成長の実感」が安心につながり、その安心が幸福につながる。

どうだろうか。このまとめに、僕はわりと実感を持って腹落ちしたのだけど、「?」という人もいるかもしれない。

幸福とは安心で、安心とは「自主的な目的設定」と「成長の実感」だ。そう仮定すると見えてくるものはないだろうか。

P.S 後日、僕は「そもそも目的を設定すること自体が間違っているのでは?」という新たな視点を得ることになる。

詳しくは以下で。

エフェクチュエーション(手段ありき)あるいは無我夢中